No.16

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№1-2
【くり抜き型について】
いつもありがとうございます。
Ponchiya.com です。
今回は「くり抜き型」について書きます。
オリジナルの抜型製作を御希望の際、
たまに登場する「くり抜き」です。

スウェーデン鋼での抜型製作では、
細かなデザインの場合、ラインの実現が不可能なものがあります。
またデザイン寸法が小さくなると、
左右のバランスが狂ってしまうなど、やはり限界がございます。
このような場合に用いる製作方法が「くり抜き」となります。

・製作方法
①   ハガネの鋼板にデザインを卦がく
②   そのラインを基に鋼板を切り出す(大まかなラインを作る)
③   職人が手作業で大まかなラインにヤスリ掛けし、形状を整える
④   刃先に焼入れし、刃物化する

このような手順で製作致します。
鋼板の厚みは10㎜、16㎜、19㎜、30㎜など、
デザインや被裁断物によって選択します。
刃の高さも用途に合うよう調整致します。

御想像いただけると思いますが、
かなり時間が必要な製作方法となります。
その分、完成した抜型はしっかりとしており、
その値打ちも御理解いただけるとは思うのですが、
どうしても価格が高くなってしまいます。

御希望のデザイン形状が複雑な場合、
また寸法が一定基準より小さい場合には、
「くり抜き型」での製作となります。
デザイン構想時の御参考になれば、嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


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最終更新日時:
2025年4月28日(月) 16時00分59秒